とーとつにこんな話

お年玉と内職(なんて昭和な!)で貯めた小遣い合わせてでCASIO PV-7を買ったのが確か85年の2月くらいで、ベーマガは85年の5月号から。
コナミ『王家の谷』や『EGGY』なんかの紹介があったんじゃなかったかな。最初に購入したソフトが『王家の谷』でした。
PV-7ってのは本体だけだとRAMが8kbyte(MSX1規定の最小)しかないので当時の大概のソフトが動かなかったんですよね。(ROM供給のソフトでもRAM16k以上必要な場合が多かった)
確かRAM8kのMSXはPV-7だけじゃなかったかな? 1スロットだしカセットインターフェイスは別売りだしとにかく拡張ボックスKB-7を買わないと何にもできない、というと言い過ぎかもしれないがかなり不自由でしたよ。本体スロットだとコナミSCCの音も出ないしね。
本体\29800のKB-7が確か\15000くらい、カセットI/Fが\3000だからなんだかんだで安くないMSX
カーソルキーが横並びで代わりにジョイパッドってアンドアジェネシスみたいのがキーボードに載っかってるのでゲームはそれですることが多かった。
だから雑誌のプログラムはSTICK(0)をSTICK(1)にかたっぱしから書き換えていた。


僕が雑誌ログインを買っていた時期ってのは実はそんなに長くはないんだった。
つまりログインに載っているようなリストって殆どRAM32kを要求するのでPV-7をパワーアップするまで手が出せなかったのね。
86年5月号〜87年9月号まで。
なんでログイン買うの止めちゃったかっていうとやっぱりリストLOGがなくなっちゃったから。
以前も書いたけど楽しげなゲームの紹介と「これ打ち込めばタダで(コレ大事)できるんだ」って持ってるだけで嬉しかったのね。

MSX(旧)ポケットバンクシリーズ
1冊480円

『アニメCGに挑戦』から


優にエルにモモ。ま、時代よね。
MSX(1)って16(実質15)色で横8ドットにつき2色しか使えないという制限があります。
この本に載っているグラフィックツールは中間色(タイリング)が使えるんですね。
もちろん市松じゃなくて横縞模様になるのですが。
ラップスキャンの手法も紹介されていて…、あはは、やりましたよ、やりました、サランラップをコミック『タッチ』の表紙にかぶせて油性ペンでトレース、テレビに貼り付けてMSXで描いてくの。
今はスキャナでスキャンだものねぇ。


MSXの貧弱ゥグラフィックのこうした制限は逆に味になっているかもしれない。
だからマネシスとかGR3とかにビビッとくるわけで。
MSX2くらいになると(少なくとも見た目には)当時のPCと遜色なくなるものね。(速度とかスクロールとかスプライト制限とかを抜きにすればよ)


ついでだから