ブルーバックスで『推理小説を科学する』ってのが出てましてこれがなかなか面白かったのですよ。
科学者(大学の先生だったかな?)である著者が推理小説のトリックを科学的に可能かどうか検証するというものでホームズの『赤毛連盟』なんかそりゃもうバッサリ斬っちゃってる(非科学のキワミ)わけです。(トリックは斬ってますが作品そのものを斬ってるわけじゃないです)
でもいくら科学的には有り得ても心理的に有り得ないトリックの方を厳しく斬ってましたね。
(恋人が自分を殺そうと近づいているのにそれに全く気付かない、とか)
絶賛していたのが唯一夏樹静子さんの『天使が消えていく』だったかな。
推理小説を科学する―ポーから松本清張まで (ブルーバックス (B‐532))
- 作者: 畔上道雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1983/04
- メディア: 新書
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