短気には向かない職業

銃声とダイヤモンド - PSP

銃声とダイヤモンド - PSP

そうだった、俺はアメリカ仕込の交渉テクニックを持つネゴシエーター(交渉人)だったんだ。
人質を取って立てこもった犯人が逃走用のセスナと現金1億円を要求しているんだ。人質の安否が心配だ。とっても心配だ。
万が一交渉が決裂したときに備え狙撃班にも待機してもらっている。
がしかし、できれば誰も傷つけたくはない。もちろん犯人もだ。絶対に説得、じゃないな、"交渉"で事件を解決してみせる。
犯人との連絡用の携帯が鳴る。


PiPiPi…ピッ、
"金は用意できたのか?"
犯人からだ。さぁ、交渉開始だ!


という状況の中、俺は現場を抜け出して3週間ほど"うんたん"していたのだった。


(作戦指揮車に飛込んで)
俺 「すみません、 言い訳はしませんっ! 状況はどうなってますか?」
上司「帰れっ!!」


あ、やっぱり? ですよねぇ…。
「DIVAがいけないの いけないから私は無実ぅ〜♪」
口ずさみながら俺はPSPを置いたのだった。



すっかり犯行の動機とか人間関係とか忘れてしまっていたらそりゃ交渉にもなりませんよ、犯人に"お前じゃ話にならん"って言われちゃいました、てへっ☆