明日のもと

 某社の冷凍食品「中華丼の具」には不思議に思っていたことがあった。
この中華丼の具の内袋を電子レンジで加熱する時には蒸気抜きが有る面を上にしなければならない。うっかりこの面を下にして加熱してしまうと袋が破裂してそれはもう悲惨なことになってしまう。
 なのに外装の袋を表を上にして開封すると中袋は逆、つまり上にしなければならない面が下にある状態でトレイに収められている。トレイを皿代わりにするつもりで袋から取り出しそのままレンジに入れるとかならず破裂するのだ。
しかも袋の向きに気をつけるように「こちらの面は上」「こちらの面は下」と袋に示されているのだが両面ともほぼ同じような表示。どうせなら上下面の表示にはっきり差をつければいいのに。
こういうのを見るとイライラする。ちょっと試してみればわかりそうなのに。


トレイに逆向きに収めている、ということからしてまずあり得ない。
包装ラインがどんな感じなのかわからないけどトレイに収める前に中袋を反転させる機構を入れるのはそんなに大改造ではない気がする、素人考えだけど。
表示だって下の面にはでっかく「下」一文字でいいと思う。下面を上にして収める、というアホなことをするなら気がついてもらえるような努力をしろと。少なくとも上下でデザインに差をつけろ、と。どうすんだよ、スプラッタなレンジ内と炊きたてのご飯、おかず用意してないのに。

というわけで結構ご不満だったわけです。食べ物の恨みは怖ろしいのですよ。

今日、久々に「中華丼の具」を買ってきたら、トレイが廃止されている、外袋のおもて面と中袋のおもて(上)面が一致している、上下面の注意書きに差がつけてある(下面は簡素)など対策してあった。
同じような体験した人が多かったんだろうなぁ。


※電子レンジで加熱する、って言い回しが正しいのかどうか、ちと悩んだ。レンジって確か食品内の分子を振動させて発熱云々、とかいう調理法だから「熱を加える=加熱」って言い方はどうだろう? なんてね。
面倒なので深くは考えない、考えない。