『六冊目のメッセージ』が一番かな

駅ビルにある書店・成風堂を舞台に書店員、杏子とアルバイト多絵が遭遇した謎に挑むミステリ。

老人にお願いされた探求本リストに隠されたメッセージを探る『パンダは囁く』(このパンダが何を指すのかはさすがにすぐにわかった)や
盗作騒動が騒がれている作品の宣伝ディスプレイが汚された事件の謎を解く『ディスプレイ・リプレイ』(こういった”盗作騒動”が今の世で成立するのか微妙なとこだけどこうしないと後味は悪いよな)、自分の好みにピタリあった本を選んでくれた書店員を捜す『六冊目のメッセージ』など。
危うく殺人や卑劣な嫌がらせもあるのだけれど基本後味は悪くない。



こういうの作品が好きなだけだろう、と言われればそれまでだけど、でも好きだ、大好きだ。

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

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『六冊目のメッセージ』中、件の店員が選んだ5冊

宙(そら)の旅

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散策 ひと里の花

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ダヤンのスケッチ教室―色鉛筆と水彩

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民子

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夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

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夏への扉』文庫、装丁変わったのね。