だがマヌケは見つかったようだ

あ 「…でもさ、あれがいいって人もいるわけさ。僕もあんまりあざといのは好きじゃないけ…」
コンコンッと窓を叩く音。
あ (ガラッ。窓を開けて)「あれぇ?ココロちゃん。どしたの? 」
コ 「はぁっ… はぁっ…。 い、今ここに私が来ませんでした?」
あ 「何言ってるの? ココロちゃん。さっきまでここで…、背、伸びた?」
コ 「…やっぱり。ばかも〜んっ!! そいつが…(恥かしいので以下略)」
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頭 「なるほど。まんまと騙されたわけだな。妙だとは思ったのだ。背は小さいし、鼻は赤いし…」
あ 「(鼻は関係ないんじゃ…?)押してみれば良かったね、鼻」
ぶ 「小梅の奴…。よぉし今から乗り込んでとっちめてやる」
頭 「(”とっちめる”ってアンタ…) 待てっ!」
ぶ 「どうして止めるのさ?」
あ 「つまりね、こっちは小梅の変装に気付いたけど、向こうはそのことを知らない」