昼休みにほろり

『そばかすのフィギュア』菅浩江

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)



短編集、昼休みに一編ずつ読んで残り時間は昼寝しちゃう日々だが表題作の『そばかすの-』は素晴らしくて読み返してしまい昼寝できず。


『カーマインレッド』、『セピアの迷彩』と、なれなかった、なりたかった自分の理想の投影として人工物(クローンなり人造人間なりね。この話は自律で動き、感情を持つフィギュア)に自分を重ねる作品が続いていたけどこれが一番好きだ。


菊池健さんの表紙イラストも素晴らしい。
加納朋子さんの作品も多く手がけられているけれど、本当に好み。
イラスト集とかでてないのかなぁ、真面目に欲しい。