ルール確認

「まず昨日のルールを確認しよう」
「"1.入札は複数回に分けてもよい、但し、後の入札は先の入札内容に矛盾しないこと"だったね」
「それから"2.入札メールに不備があった場合は入札品名が暴露される形で質問される”もあるな」

「そう、正直に告白しますと、作戦ミスだったかな、先に謝っておきます」
「どうして?」
「"1."については質問する前から既存のルールを見る限り、"アリなんじゃないか?"と思っていたから。*1GMが”一発勝負”という言葉に拘るのならば”指定ミスによる問い直し”も許されないことになる。もし、質問せずにこういうやり方をしたとしても"違反じゃない"と言い抜けることはできたと思う。ま、これはゲームに動きを出してみようと思って"益体も無い質問"を選んでみたつもりだったんだ」
「そうだったな、それが?」
「お墨付きをもらって正式な"追加ルール"となってしまった。もはや皆こういうやり方があると知ってしまった」
「だって昨日、このやり方自体に意味は無いって言ってたじゃない?」
「そうなんだが、そこで”2.”が来る」
「ミスがあった場合の暴露、だね?」
「そう、このルール、というか罰則だが、で何かできないか?」
「入札品が暴露されちまうんだろ? いいことなんてひとつも無えじゃねぇか…、あ!」
「頭?」
「暴露、それ自体が他参加者への強力な牽制に使えるじゃねぇか。もはや”宣言”じゃねぇ、実際に”入札”しちまってるんだぜ。だからこそ”効く”。なぜなら入札内容は”厳然たる事実”、もはや”取り消し”はできねぇからだ。そして参加者はみんなそのことを知ってる。
たとえばこういうのはどうだ? 70品目を指定、但し指定ポイントを”わざと”忘れる」
「ふんふん、それで?」
久兵衛は70品、いちいち名前を挙げて指定ポイントを尋ねなければならない。ご苦労なこったが、それが罰、”ぺなるてぃ”だからそうせざるを得ない。昨日確認した通りだ。
で、それを見た他の連中は思うわな、”あら、70品も入札するなんて、あゆむさんたらずいぶん欲張りなお方。でも70品も入札するなら残り69品目に1ポイントずつ使用したとしても最高で31ポイントしか使えないわね。じゃぁ、私が欲しいこの品に32ポイント使えば”対あゆむ”としては十分よね、と」
「だってそれはそうじゃないか。100ポイント超えちゃうもの」
「超えて何が悪い?」
「何が悪いって、だって100ポイント超えたら…、そうか!」
「100ポイント超えるようならリスト下位から勝手に削られる、リスト1位に50ポイント、2位に30ポイント、3位に20ポイント、4位以下20ポイント、と回答したって有効なのは3位までだ。なんとなれば4位以下は0ポイントですよ、でもいい。こっちはそれでも困りゃしない、もともと狙いはその3品だ。残りは偽の餌ってわけよ」
「その通り。こんなの手もあるよ」
「?」
「最初に2品しか指定しない。で、指定ポイントを”うっかり”忘れて暴露させる」
「うんうん、それで?」
「それを見た他の参加者は思うわけ、”へぇ、2品にしか入札しないなんて、あゆむさんたらずいぶん欲が無いのね。前々回の反省かしら?何にしても良いことよね。あ、てことは50ポイントずつよね、ずいぶんこの品にご執心なのね、私はこの品50ポイント使ってまで欲しいわけではないし、じゃぁ遠慮しようかしら。”とね。
ところがギリギリまで粘ってポイント回答メールを出す、1位、2位とも10ポイントと。その後に残り80ポイントを使って2通目の入札メールを出す」*2
「おおぉっ!!」
「とまぁ、こんな手もあるよ。実際にはこれって初日に入札せずにじっくり時間を使って入札する人じゃないと効かない手だけどね。だからぜろうさんには効かないと思う(笑)」
「でも面白い手だよな」
「そうなんだけど、ゴメン。分割入札がありってことを参加者に周知させてしまった。これって気付かない人が居るうちはかなり有効だったと思うんだ。2.についてのみ質問(確認)すればよかったんだよ。それに(モゴモゴ)、ほんとゴメン」
「さっきから謝ってるけど何よ」
「……ちゃった…。」
「お前、発声装置がおかしいよ」
「…言っちゃった…。」
「言っちゃった?」
「”わざと忘れるつもりだった”って言っちゃった」
「コメントで? なんでよ?」
「もののはずみ。それにこんな使い方があるって気付いたの今日だもん」
「にしたって言わなくたっていいじゃねぇか。いつも一言多いんだ、お前は」
「ホント申し訳ない」


もちろん、こういったやり方はルール(Over100の処理、ルール違反入札についての罰則が規定されていない、(”ひとつにつぎ込める指名点は、1〜50点の範囲内”と断られているだけ。51点入れたらどうなる?50点にしてくれるか入札自体が無効になるか。0点入れたらどうなる?0点としてカウントするか、入札自体を無効とするか、こちらとしてはどちらでも構わない。)など)を熟知している方には通じない。でも、見落としそう(重要視しなさそう)なルールである、と考えています。要するにこういう手段がありうる、と気付かれなければいいのだ。(さらに訂正、お頭のやり方なら特に0ポイント入札する必要も無い、むしろ0ポイント入札に対する罰則が規定されていたほうが、"最高31ポイントのワナ”にひっかかってくれるかも)
(※実際には2位が50ポイントだと知られてしまうのはうまくないかもしれない。本当にその品が欲しいならリスト順位1位にして50ポイント入れればよいとわかってしまうから。ん、逆か?さして欲しくない品を2位に入れておけばその品に50ポイント使わせることができる??)
(※※でも、これってGMが「全入札品について入札ポイントが未指定です。」てな尋ね方をされないと使えない^^;)

*1:"ありですか?"と聞いたのだが気持ちとしては"当然ありですよね?"だった。これが大失敗。

*2:もちろん、こういったやり方はルール(Over100の処理、ルール違反入札についての罰則が規定されていない、(”ひとつにつぎ込める指名点は、1〜50点の範囲内”と断られているだけ。51点入れたらどうなる?50点にしてくれるか入札自体が無効になるか。0点入れたらどうなる?0点としてカウントするか、入札自体を無効とするか、こちらとしてはどちらでも構わない。)など)を熟知している方には通じない。でも、見落としそう(重要視しなさそう)なルールである、と考えています。要するにこういう手段がありうる、と気付かれなければいいのだ。(さらに訂正、お頭のやり方なら特に0ポイント入札する必要も無い、むしろ0ポイント入札に対する罰則が規定されていたほうが、"最高31ポイントのワナ”にひっかかってくれるかも)