『クドリャフカの順番』
文化祭。古典部では文集『氷菓』を作り売り出すことになっていた。
発行30部の予定がなんの手違いか印刷所から届けられた『氷菓』はなんと200部!
うず高く積まれた文集の山に途方にくれる古典部。
全部売り切るには全校生徒の実に2割にも当たる人たちに”古典部の””文集を””お金を出して”買っていただかなくてはならない計算。
その文化祭開催中、校内では奇妙な連続盗難事件が発生していた。
あちこちの部から飲み物、碁石、タロットカード、水鉄砲など失くなり、現場には犯行声明が残されていた。
これはチャンス、この事件のナゾを解いて古典部の知名度をあげよう。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2008/05/24
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今回は古典部4人それぞれの人称で書かれていて彼らの行動原理がよくわかる。
好奇心の塊お嬢様、千反田えるがいいなぁ、お料理研の料理コンテストイベントでの活躍に笑わせていいただいた。ホント、誰のせいやねん。
摩耶花のコスプレ、2日目は当然エスパー魔美として3日目、”鳥を見ると縮む刑事”ってなんだっけ。